碧眼批評

観るべし、見るべし、視るべし!

当ブログ「碧眼批評」について 自己紹介 (運営者:DrOkina)

こんにちは!初めまして、私はDrOkinaと申しまして、医療系の大学に通っております。映画を語る場所が欲しくなり、このブログ「碧眼批評」を始めようと思い立ちました。

ブログの名前は畏れ多くも椎名誠さんの著書「赤眼批評」のトリビュートとなっています。

皆さん、赤子を撫でるかのようにお手柔らかによろしくお願いします。

#「碧眼批評」の批評対象について#

映画やアニメーション、テレビドラマ、ミュージックビデオなどの映像メディア、小説、音楽、漫画などのポップカルチャーについての批評、科学本などの解説などをするつもりでいます。

 

 

#運営者について#

名前:DrOKina

 

映画遍歴:

幼年期は『トイ・ストーリー』、『ファインディング・ニモ』、などの90年代、00年代のピクサー作品、宮崎駿監督作品『となりのトトロ』を貪るように見てた記憶があります。トトロは多分100回ぐらい見てるので、しばらく見返してないのに、今でも細部を鮮明に思い出せます。

劇場で初めて見た映画は『崖の上のポニョ』、映画で初めて衝撃を受けたのが、父親に連れられて見たスティーブン・スピルバーグ監督の『戦火の馬』、宮崎駿監督の『風立ちぬ』。。前者には「主人公と馬が再び会えてよかった!」、後者には「なんかよくわかんない」みたいな感想を抱いていたような。

映画を積極的に見るきっかけになったのが、デミアン・チャゼル監督の『ラ・ラ・ランド』(2016)。劇場で2回見て、主人公二人がありえたかも知れない未来に思いをはせながらそれぞれの道を行くラストに感動し、ライアン・ゴズリングに憧れピアノを始め、作中言及される古典映画を見漁るようになったのが全てのはじまり。

 

 

崖の上のポニョ ポスター に対する画像結果ソース画像を表示


好きな映画監督:

宮崎駿

ハワード・ホークス

ジョン・フォード

マキノ雅弘

加藤泰

今村昌平

増村保造

小津安二郎

アンソニー・ルッソジョー・ルッソ(ルッソ兄弟)

スティーブン・スピルバーグ

ドゥニ・ヴィルヌーヴ

ジェームズ・キャメロン

アンドリュー・スタントン

ブラッド・バード

クエンティン・タランティーノ

フリッツ・ラング

ウェス・アンダーソン

ジム・ジャームッシュ

リチャード・フライシャー

ジェームズ・マンゴールド

ポン・ジュノ

ナ・ホンジン

ホン・サンス

エドワード・ヤン

ホオ・シャオシェン

アラン・レネ

フランソワ・オゾン

ルネ・クレール

バスター・キートン

チャールズ・チャップリン

 

良さを分かりたいが、現在良さを分かっていない映画監督:

ポール・トーマス・アンダーソン

コーエン兄弟

押井守

フランソワ・トリュフォー

レオス・カラックス

バズ・ラーマン

クロエ・ジャオ

テレンス・マリック

 

 

#「碧眼批評」の批評軸#

①主題と形式が合っているかどうか

映画(に限らずあらゆる芸術において)何よりも大事なのが、主題と形式の調和がとれていること。主題とは物語が伝えるテーマやメッセージのことではなく、物語に還元できない具体的な事象(セリフ、アクション、色彩)のこと、形式とは演出、撮影、編集、美術、音楽などの技術のことと定義しておきます。

どちらかが目立ちすぎてれば、見ていても語っていてもつまらない。だから主題と形式の調和がとれているかどうかで優劣をつける。作家が自身の強迫観念や情念を冷静かつ明確な意図を持って吐き出して創り出したもの、それが芸術ならば、作品から作家の意図、意図から外れているものからも文脈を抽出して、創造することを批評では目指していきます。

②観客に対するサービス精神と監督のわがままが同居しているかどうか

監督が全編自分のやりたいことをフィルムに沁み込ませているもしくは、観客の求めているものと自分がやりたいことを両立させている映画を当ブログでは贔屓します。

宮崎駿を例に挙げれば、飛行機に限らず物を飛ばす、浮遊させるなどの重力表現と、観客が喜ぶような活劇とサスペンス、魅力的なキャラクターによって万人に通じるエンターテインメント作品に仕上げる。

監督がどのようなわがままを貫こうとしているのか汲み取り、批評します。

 

③好みの主題、形式かどうか

ラ・ラ・ランド」のように今見ると欠点をたくさん抱えているような映画でも、脚本や編集など気に入ったところがあれば贔屓します。

センス悪いとか何とか言われても全身全霊で贔屓していきますからよろしくお願いします。

 

#「碧眼批評」の批評スタイル#

①印象批評や文脈批評、表層批評、感情推移グラフを使った主観的なアプローチ

映画によってどのような感想を持ったか饒舌に語る印象批評、監督や脚本家など現場の様子や監督のインタビュー内容から、映画の読み解きをしていく文脈批評蓮見重彦が提唱した細部に目を向け、「記憶と動体視力」に基づく表層批評に加え、映画鑑賞時にどのような感情になったのか、どの場面で感じたのか記録した「感情推移グラフ」を作り、主観的な鑑賞体験をより相対化する試みをします。

 

②計量映画学(シネメトリックス)的手法による客観的アプローチ

①が動物的、本能的なアプローチだとすれば、②は機械的、理性的なアプローチということになります。映画をショットごとに分解し、どのような撮影、編集がなされて、どのような効果を映像の高解像度の分析を通して映画を「解剖」していくことを目指します。

番号 ショット 登場人物 フレーミング アングル 時間(s)
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図の例です。

 

#最後に#

更新頻度は1週間に1回、多くて2回を目指します。

「碧眼批評」をこれからよろしくお願いします。

分からないことがありましたら、コメント欄にお願いします。